TOEI X-BLACK
迷光を抑え、
光学性能を
引き出す。
紫外から赤外まで、広い波長域で低反射。
発塵レスと耐久性を両立した、東栄電化工業の低反射アルマイト。
THE HIDDEN PROBLEM
「黒く見える」だけでは、
迷光対策にならない。
通常の艶消し黒アルマイトは可視光域では黒く見えても、700nmを超えると反射率が急激に上昇。赤外領域を使うカメラやセンサーでは、光ノイズが測定・撮像精度を左右します。
反射率データを確認 ↓
WHY X-BLACK
低反射だけで終わらない。
装置の信頼性まで高める。
色材を強固なアルマイト皮膜の中に封入。光を吸収する機能と、部品として求められる扱いやすさ・耐久性をひとつにしました。
紫外〜赤外まで
広い波長域で低反射
可視光だけでなく、赤外カメラや分光分析で問題になる長波長域の迷光も抑制します。
発塵レスで
光学系を汚さない
膜の脱落がなく摩擦にも強いため、レンズやセンサーへの汚染と管理負担を低減します。
熱・紫外線に強く
長期性能を支える
無機着色による耐熱性・耐紫外線性で、厳しい使用環境でも低反射性能を維持します。
複雑形状にも施工
設計自由度を拡大
つきまわりと寸法精度に優れ、塗装や植毛布では難しい形状にも均一に施工できます。
PERFORMANCE DATA
光の波長が変わっても、
低反射を維持。
通常の艶消し黒アルマイトが近赤外域で反射率を高めるのに対し、TOEI X-BLACKは広い波長域で低反射率を維持します。
紫外・可視・近赤外域の全反射率

TAF TR SBK は量産対応。X-BLACK Type A / B / C は現在、開発・検証中です。形状・材質・対象波長に合わせて最適な仕様をご提案します。
仕様について相談 →
CONVENTIONAL従来低反射材料の典型構造ANODIZING ADVANTAGE
塗るのではなく、
母材から強い皮膜をつくる。
塗装・めっき・植毛は表面構造の破壊や膜の脱落が課題になります。X-BLACKはアルミニウム母材を酸化して皮膜をつくるため、低反射と取り扱いやすさを両立します。
APPLICATIONS
光を扱う、
あらゆる装置へ。
迷光防止、高コントラスト化、レーザー光の漏れ抑制、赤外線非反射板など、光学製品の精度・安全性・長寿命化に貢献します。

赤外カメラ・センサー
LiDAR
鏡筒内部の迷光を抑え、S/N比と検出精度を向上。

分光分析・画像処理
医療・検査装置
光ノイズを減らし、観察対象をより鮮明に検出。

レーザー加工機
UV殺菌装置
強い光の外部漏れと、光照射による部品劣化を抑制。

航空宇宙・車載
災害監視・農業
軽量なアルミ部品に光学機能と耐久性を付与。

AWARD WINNING TECHNOLOGY
神奈川工業技術開発大賞
「大賞」受賞。
紫外〜可視〜赤外領域の光を効果的に吸収しながら、膜強度を飛躍的に高めた技術が評価されました。光センサーをはじめとする幅広い機器の光ノイズ低減と精度向上に貢献します。
受賞のお知らせを見る ↗FROM TRIAL TO PRODUCTION
試作から量産まで、
表面技術のパートナーに。
図面が固まる前のご相談も歓迎します。用途と課題を伺い、最適な仕様と評価方法をご提案します。
- STEP 01課題・使用環境を確認
対象波長、入射角、使用温度、形状・材質などを共有。
- STEP 02仕様提案・サンプル評価
候補仕様を選定し、サンプルや試作で性能を確認。
- STEP 03量産条件を最適化
品質・コスト・納期を含めた量産条件へ落とし込み。
FAQ
よくあるご質問
仕様選定や試作について、まず知りたいポイントをまとめました。
どの波長域に対応していますか? +
紫外・可視・近赤外から中赤外・遠赤外まで、広い波長域を対象としています。必要な波長域と入射条件をお知らせください。
複雑な形状にも処理できますか? +
アルマイトはつきまわりに優れ、塗装や植毛布では難しい複雑形状にも施工できます。形状や接点位置を図面で確認します。
試作や少ロットにも対応できますか? +
対応可能です。対象部品、材質、希望数量、評価項目をご提示いただければ、進め方をご案内します。
X-BLACKの各タイプは量産可能ですか? +
TAF TR SBKは量産対応です。X-BLACK Type A・B・Cは開発・検証中のため、最新の対応状況をお問い合わせください。
HARDNESS TEST RESULTS
低反射アルマイトの硬さ
各皮膜の膜厚・鉛筆硬度・マイクロビッカース硬さの測定結果をご紹介します。
| 皮膜種類 | 膜厚 [μm] | 鉛筆硬度 | マイクロビッカース硬さ HV (参考) |
|---|---|---|---|
| TAF TR SBK | 9.8 | 6Bで痕あり | 380~470 |
| TOEI X-Black TypeA | 10.8 | 6Bで痕あり | 300~420 |
| TOEI X-Black TypeB | 30.1 | 6Bで痕あり | 100~200 |
| TOEI X-Black TypeC | 28.7 | 6Bで痕あり | 100~200 |
※ マイクロビッカース硬さは製品仕様・保証値ではなく、本試験報告書での参考測定値です。皮膜表面が粗化しているため、圧痕測定値にはばらつきがあります。
出典:東栄電化工業「低反射アルマイト皮膜 試験報告書」(2026年4月28日)P.3
ABRASION RESISTANCE TEST
耐摩耗試験前後の反射率変化
低反射アルマイト4種類について、摩耗試験の前後で外観と反射率を比較しました。
試験条件
加圧ロール φ30 × 幅8 mmにガーゼ10枚を重ね、荷重5.88 Nで5,000往復(距離50 mm、速度2.4秒/往復)させ、試験前後の反射率を比較しました。
使用ガーゼ:日本医療器株式会社製「NISSINガーゼ」
試験前後の外観比較
反射率の比較(1000~1500 nm)
※ 本結果は報告書に記載された試験条件での評価結果であり、すべての使用環境での性能を保証するものではありません。
出典:東栄電化工業「低反射アルマイト皮膜 試験報告書」(2026年4月28日)P.8~P.10
ALCOHOL RESISTANCE TEST
アルコールによる反射率変化
低反射アルマイト4種類(TAF TR SBK/TypeA/TypeB/TypeC)のIPA接触・塗布摩耗試験前後の外観と反射率を比較しました。
試験内容
IPA塗布摩耗試験:IPAを含ませたガーゼで、9.8 N(1 kg)の荷重、接触面積2~5 cm²、100回擦り。
IPA浸漬試験:室温でIPAに24時間浸漬し、摩擦を加えない場合の影響を確認。
試験前後の外観比較
反射率の比較(1000~1500 nm)
試験結果のポイント
IPA塗布摩耗試験後は反射率の上昇が見られました。一方、IPA浸漬後は有意な差が確認されませんでした。アルコールへの接触と、擦りによる影響を分けて評価した結果です。
※ 本結果は報告書に記載された試験条件での評価結果であり、すべての使用環境での性能を保証するものではありません。
出典:東栄電化工業「低反射アルマイト皮膜 試験報告書」(2026年4月28日)P.5~P.6(試験条件はP.4を参照)
LIGHT RESISTANCE TEST
耐光性試験前後の反射率変化
TAF TR SBKとTOEI X-Black TypeA・TypeB・TypeCについて、UV-B照射前後の外観および反射率を比較しました。
試験条件
UV-B照射(0/50/100時間)、放射照度0.8 W/m²/nm、BPT 63℃、水分負荷なし。反射率は1000~1500 nmの範囲で簡易測定しました。
照射前後の外観比較(P.11)
照射前後の反射率比較(P.12)
試験結果のポイント
TAF TR SBKには外観上わずかな濃化傾向が見られましたが、代表波長の反射率に大きな変動は確認されませんでした。TypeA・TypeB・TypeCは目視上の変化がありませんでした。
※ 本結果は報告書記載のUV-B照射条件および簡易測定に基づくもので、すべての環境での性能を保証するものではありません。
出典:東栄電化工業「低反射アルマイト 試験結果報告書」(2026年4月28日)P.11~P.12

